2011.10.15
「ムーランルージュの青春」12:30の回上映後のトークイベントに田中じゅうこう監督と野末陳平氏が出演されました。
60年以上前の体験を行きつ戻りつ語る野末さんの話がつきないなか、飛び入りの証言者があり、聞けば当時の縁のあったキタムラさん(大正生まれ85歳!)という方でしたが、短期間の在籍だった森繁久彌さんのお話など伺うことができました。
ムーランルージュの舞台にかかわった役者・歌手・作家や裏方の方々がその後の芸能の各分野へ広がっていったのはまぎれもない事実です。
K's cinemaは100席程の小さい映画館ですが、きれいで座席も快適です。
この日トーク後の15:00の回の次は、新しい映画の初日で舞台挨拶があり、狭いロビーが観客と報道関係者で一杯でした。大作映画とは違う魅力を放つ作品を受け入れる人々がいることを感じ、終戦前後にムーランルージュ新宿座の舞台にたった人も観客もこれ以上の熱気で集まっていたのだろうと想像してしまいました。
映画館を出て真っすぐ行くと、目の前にはムーランルージュ新宿座のあった所にでました。
2011.10.11
「ムーランルージュの青春」
10/15(土)12:30、14:45の回
トークゲストにムーラン研究家の野末陳平さん登場。
2011.9.19
シアターX名作劇場は盛況に無事終了いたしました。
今回68本目の『恥』は関東大震災の被災者を描いた作品。
(口数の少ない根岸が出演していなかった作品)
前回3月11日、名作劇場『ドモ又の死』上演中に東日本大震災にあい、一時中断後再開。夜の部は中止となり、キャスト・スタッフは劇場に泊まり込み翌12日・13日は上演しました。
今回の上演パンフレット「演出メモ」によれば、半年前のその日には『恥』の上演は決まっていたそうです。
次回作、出演予定です。
第34回シアターX名作劇場 2012年3月13日(火)〜18日(日)
佐藤春夫『暮春挿話』 岡本かの子『ある日の蓮月尼』
2011.9.17
「ムーランルージュの青春」本日より新宿K's cinemaにて公開。
映画の公開に合わせムーランルージュ新宿座をテーマにしたシンポジウムが明日18日午後1時半から新宿歴史博物館で開催されます。(入場無料)
明日待子さんも登場し当時の役者、演出家とのトークショーがあります。
今日の朝日新聞朝刊で紹介されています。
2011.6.11
震災から3ヶ月。
公共施設の夜間の貸し出しが休止になっている区があります。
今回の光公演では稽古場を変更したため、予定の出演者が参加できず、演目を変更しました。
2011.6.5
「ムーランルージュの青春」特別試写会とても盛況でした。
ムーランの時代の空気を知る年代の方が大半でしたが、ステージトークに登場したトップスター明日待子さんら90代(!!)から10代の小学生の観客まで四世代が集い、永六輔さん、フジテレビアナウンサー笠井さんらゆかりの方々も来場されていました。
カルピスの初代CMモデルだった明日待子さんのアイドルぶりは写真からも伝わりますが、91歳の現在のお元気な姿は今を生きる力を伝えているように思えます。
常設の劇場に劇団、座付作家、スタッフをかかえ、オリジナルを10日ごとに月3本休み無しで、戦争をはさみながらも20年におよぶ歴史があったムーランの事実には驚きでしたが、4幕終わりに作家が登場し、今書きあげた5幕を上演するのでリハーサルと本番が同時という断りをしたというエピソードには思わず、ありえねぇ〜と突っ込みを入れたくなりました。
宝塚にあこがれつつも学校に行く余裕がなくてムーランに入った女優、ムーランルージュ新宿座に出た後、他劇場に引き抜かれた役者、映画界に移り活躍した現場の方々や歌手など現在の演劇・映画・音楽に広く影響していることが伺えました。
ステージトークにも登場した野末陳平さん(自称ムーラン研究家)は年表や上演記録の資料が早稲田の演劇博物館に収蔵されるものの日の目を見ることがないと思っていたのにこの映画に役立ったことを大変喜んでいました。
映画の進行役(ラサール石井)が語る「空気・飯、そして夢」は戦争前後の時代背景のみならず、すべての時代に共通するものに思われます。震災のあった今、空気をすって飯が食えた次に希望が必要なのだと実感してしまいます。
映画の公開は9月になりますが多くの方々にご覧いただけることを祈っています。
2011.2.27
ドキュメンタリー映画『ムーランルージュの青春』に出演します
「ムーランルージュ新宿座」の80周年を記念し、かつてのトップスターや美術監督ら、ゆかりの人たちの証言に芝居の再現を交え、ムーランの足跡を辿り「昭和」を見つめ直しています。
この中で再現される、座付き作家の故阿木翁助さんのコメディー『女中あい史』に根岸光太郎が出演します。
ムーランの舞台美術を手がけた後、映画「二十四の瞳」「幕末太陽伝」などの美術監督を努め、昨夏亡くなった中村公彦さんの遺志を継ぎ、現在制作中。
当時のトップアイドル明日待子さん、寅さんのおばちゃん役の三崎千恵子さんらの証言、映画監督森川時久さんとムーランに通い放送作家として活躍した野末陳平さんの対談を収録。
3月完成、8月新宿で公開予定
朝日新聞2011年2月16日夕刊に紹介記事掲載